音楽は架け橋

ずっと見たかった「CROSSING THE BRIDGE~サウンド・オブ・イスタンブール」のDVDを借りて見た。イスタンブールを中心にトルコの今のミュージック・シーンをドキュメンタリーで追った映画。こういうミニシアターものが私は好きなのですが、最近映画館まで行って観ることが無くなってしまった。都心から離れてしまったのが原因かもなぁ。残念なことだわ全く・・・

映画は最初はイスタンブールの若者達の様子を映すんだけど、トルコ語のロック・ラップ・ヒップホップ・ブレイクダンス・・・と欧米化されているように見えるけど彼らはトルコ語で自分達の魂を吹き込みアメリカとは違うんだ、ってなことを言うんだな。でもさ、どう見てもヤクをやっているって感じの野郎がタバコふかしてたり、ビール飲みながら語る姿は同じじゃないの?と思えてしまう。ドラッグ問題はあるみたいよ。イスラム国だけどトルコってゆるゆるなところがあって、地元のエフェス・ビールは本当に美味しい。あ、話それたけど、そんな今時の若者からだんだん古典的な音楽を演奏する若者が映し出されていく。縦笛(ナイとはちょっと違っていたけど同じ音色)やサズを奏でながらトルコ音楽を唄うその姿はトルコ民族の血みたいなものを強くかもし出しているように思う。クルド人も出てくる。クルドの歌には悲しみとそれでも希望を持とうとする奥深い願いが伝わり、それを唄う女性の声が素晴らしのとそのメッセージに感動した。

そして、千葉真一そっくりのトルコでは有名そうな俳優・歌手のおじさんが演奏するサズは激しいもので伝統を重んじる人達からは昔はかなり批判を受けたと語る。でも、それは今では受け入れられ若者にも受け継がれている様子がうかがわれた。そして、淡路のり子のような存在のおばあ様が歌う姿には驚く。だって、お酒のラク飲み干してコップ投げるんだもの。すっげぇわ。でも、その歌声に衰えは感じられない。トルコの魂がある、って感じ二人とも。

古典的な音楽に縛られずに、でもしっかり受け継いで新しい命を吹き込みながらトルコの魂と血を演奏し、歌う。新しいものから伝統的なものまで幅広く見せてくれ聴かせてくれて、イスタンブールを愛する気持ちが羨ましいくらいに思えた。それぞれ出てくる人達が語るインタビューも胸に響く、いいこと言うのよねぇ。ただ、エンディングがそれらをぶち壊した。だって、なんでマドンナの曲でしかも英語で歌っているのを流すのよぉ。意味ないじゃん。

DVDとCD買おうかな。結構気に入ったわ。サズが良い音出すのよねぇ。ウードとは違った透明感ある音が私には心地良い。民族音楽やイスタンブールに興味ある方にはお薦めの1本です。
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ガラタ橋から見たイスタンブールの風景です。

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by salaamu | 2007-11-18 12:50 | 映画